クモヤ145-100代の車体に、補強兼床板固定用アングルを取り付けました。
ところで(模型の)内装を行う場合、座席や仕切板はこの補強用アングルに取り付けるのが一般的ですが、そうすると特にクロスシート車の場合、室内照明パネルの取付、取り外しにいちいち座席を外さなければならず、ちょっとやっかいです。
そこで今回は一部の真鍮メーカーやプラメーカー同様、内装は床板側に行うこととし、4×4アングルを床板ネジ止め部と荷物扉部を除いて、糸鋸(のこ)とヤスリで4×1.5位いの寸法に仕上げました。(加工前と加工後)
アングルのはんだ付けには、カツミの同取付治具を使用しました。
この治具、確かに深さ方向の位置決めは楽に出来て便利ですが、今回アングルを治具でくわえる(固定する)部分が1mmほどと少なく、車体内面にちゃんと密着しているか疑問だったので、この治具を使って数ヶ所点付けしたのち、角棒等で押さえて車体に密着させながら、全体にはんだを流して固定しました。

アングルをはんだ付けした様子です。

アングルの取付が終わったら、仮に床板を取り付けてみて、問題がないか確認します。
なお今回のリストアでバラしたのは車体のみなので、床下周りは前回組み立てたままの状態です。
床板には画像に見えるとおり、配管や台枠表現を簡単に施してありますが、それらに付きましては、別途床下加工の時に詳細を述べることとします。